ここにメニューが入ります

レヴュー
01.28.C・C・B

南青山MANDALA

レヴュー2008年1月 Index≫

1月28日(月)カーティス・クリーク・バンド[NIGHT FLIGHT #6] 南青山マンダラ
[NIGHT FLIGHT #6] CURTIS CREEK BAND 28.JAN.2008  MANDALA
I believe your love
Moon Shine
3days Dream
最後の開拓地
ザザガボールのおしりのえくぼ
クレージークローラー
Time after time
スロージョセフソン
祈りの星〜星の羅針盤 ※“星をテーマの短編小説”平野肇:作&語り
Ivory Coast YAGI'sコーナー※Harpの説明とソロ
Over&Over
Curtis June Bug
無敵艦隊
With You All Day Through
……※ 星の羅針盤※
MEMBER さっか利郎(Sax)/八木のぶお(Harp)/平野 融(G) 河本雅勝(B)/平野 肇(Drs)/塩入俊哉(Key) PRODUCER&an ARRANGER:TOSHIYA.SHIOIRI.※ (※はtakako.加筆)
音楽を聴きながら曲順を見ていて、会場は暗いので、おうちへ持って帰ったチラシは…しわしわ
載せるには使用感ありすぎでどうしましょ。ふと、ジーンズのイラストと文字のロゴ感覚にいじりたくなって丸めちゃえ〜(←さっかさん風に“ 特に意味はございません”)“クシャクシャクシャッ”そっと丸めたつもりでも乾いた大きな音にちょっとびっくりし、手加減で柔らかく。柔和な音はMANDALAでの、メロディのサウンドにいろいろな小道具Per楽器を特に前奏などかしら、みなさんで施され添えられた繊細な手作りサウンドの温もりと小打楽器たちの刺激音、ちょこちょこっと心をくすぐる感覚が同じ触感で手に戻ってきた。
私の心にもぬくもりの余韻が奏でられていた。再度ちらしを開く音はまろやか。そこにはカーティスの個性豊かな個々の音楽性が融合されたハーモニーを楽しめるライブが流れていた。
雪の上で撮りました。年に一度くらいしか実現しない大寒記念ライブですもの。アイロン掛けてしわしわを伸ばし保存しましたです。カーティスのライブは行かれるの。ずっと。都合が合うの不思議に。そしてライブハウスへ女一人で潜入できるようになったのもカーティスのおかげ。(今回はたんと) お願いせめて年に弐回位は集合してください“#”二桁を目指していただきたく。

南青山MANDALAの入り口でピアノを調律している音が溢れて来た。いっぱい聴かれる(^ー^* )
私の耳に微妙な音の違いを楽しませながら“もうすぐ鳴らしてもらえるんだ。張り切るよ“とpianoが喜んでいるわ。開演時間間際まで調律は入念に続けられた。
さっかさんのSaxと八木さんのHarp(ハーモニカ)をセンターにギター、ベース、ドラムそしてピアノが丁寧に音を創り、底光を発する多面的で自在な音楽を沢山奏で心地よいFusion系サウンドが楽しめる。
メロディがコミカルで曲名も楽しいザザガボールのおしりのえくぼ♪(フィッシングのことは全く判りませんごめんなさい)CMソングのWith You AllDayThrough等カーティスの変わらない楽曲は、メロディラインがくっきりとすじが通っていてアレンジも元気でハマる。そのメロディラインを抜け、ソロの楽器は別の自由な展開で奏でているときベース等がきっちりとメロディを鳴らしている音に根っこに備わったカーティスの音ねと安心感が沸く。自然体でありながら音に説得力があるのね。全部の音をきかなっくっちゃと深い作りににんまりしちゃう。
テンポが確実に落ち着いていて、演奏温度が上昇しても勢いに任せず、どっしりとアンサンブルを届けてくれる。それはメンバーのみなさんが合奏としての楽曲の楽しさを追究しているLiveのようにも感じた。ライブの度に厚みを増すと聴くセッション。各々のメンバーが年月をかけて着実に磨かれてきたキャリアと研鑽の上に確立された個性の音楽性が、各々バックグラウンドの存在から融合されたオリジナルのFusionで生き続けている。でも個性がどうしてこんなにも一つに纏まった音楽として表現できるのかが未だ不思議。柔軟に演奏出来る豊かなテクニックと、バンドの中でも個性の音が必ず活かされているからでしょうか。 私が感じ取った音楽性の広がり(独りよがりの想いです(*^-^)ゞ)
今迄の曲にプラスされた小道具楽器達の存在。皆さんが小さなマラカス?とかキラキラを発する小楽器を用いて、丑三つ時、若しくは薄明。動物達と自然界からの音の演出が宙(くう)を踊る微粒子のようにささーっと表れ消える、ごく短い瞬間に。その織り交ぜの音色が夢幻なイメージをより立体的に沁み、曲への広がりが心に残った曲Moon Shine。
そして素敵な癖と惹かれボッサ調を感じる、先日のブログに書きました最近お気に入りのOver & Over♪はカーティスの従来の音にアダルトな色が交互に添えられ生の息づかい、ライブでの色気を初めて感じリズムの刺激にぞくっときました。
またピアノのコンチェルト風なイントロとソロ楽器のメロディに加わった超早いパッセージの音達。
断片的にしか書けないのですがそれらを楽曲に加味することで今迄のカーティスの凝ったサウンドながら都会的オシャレで爽やかなイメージを憧れで聴く音楽から、今回は演奏で増す重厚な音幅と、狭間へ、より緻密に魂の底から揺さぶりをかける生々しい音、音楽に内在する生命力を奮い興すような音と身震いし、曲に融け込む流れが一歩踏み込み生身で伝える音楽への情熱と迫ってきた。ひしひしと心のひだひだをさらっていくカーティスの人間的な温度と音楽の深さにどきどきしていました。楽曲にはアレンジを施された塩入さんの音楽性のエッセンスがいっぱいちりばめられていると聴き取り嬉しかったです。
新たなる秘密の場所“Canopus” reading guide to star compass(言葉が見つからず、すみません…汗)
平野肇さん作のカノープス星物語に耳を傾け(訥々と語る口調が物語りの内容が短くも濃いのでよかったです)なんとも抒情的に添うPf&Gtの音。プラネタリウムで語りを聴いている一体感に包まれる。物語りにのめり込んでいて、極めて高い緊張感へ導いたストーリーで星に祈るラストに、絶妙のタイミングで流れた八木さんの星の羅針盤♪
プログラムを見ていた時から予想は出来ていたのに不意をつかれ、胸いっぱいになる。これ反則。泣けるわ。しかもエンディングですので物語りの余韻を味わえるようにと星の羅針盤♪はすっきりショートVer.。 この上なくニクい。
プラネタリウムに灯りが点り余韻をかみしめながら、続くIvory Coastも良かったです。
YAGI'sコーナー、MCもハーモニカ談話、バースディライブの宣伝。ハーモニカ=ハープのいわれと、ハーモニカの構造等興味深かった。そしてソロの演奏にはトロケました。 さて次回からみなさま交替でコーナーを是非担当していただきたい!(熱望)&楽曲の説明も曲のイメージと直結し、次回もお願い致します(覚えられずすみません先生=さっかさん)
塩入さんは殆どpiano演奏に徹し、さすがのプレイはいつもながらなのですが、CDではKeyboardの音で馴染んでいますので、感覚が違う。右手で沢山の音を(指は5本しかない)弾きつつ、一音は旋律として綺麗に浮かび上がらせる弾き方はリストのため息♪の一面みたいでスゴいわ。またライブならではの強弱の対比感デリケートなニュアンスと、ジャジーでリズミカルな切れ味に、様々な楽器とのバランスの妙で素敵に絡めるのがピアノの良さよね(もちろん技量無くしては…であります)と大満足で聴いていました。 ラストのラストの曲。 八木さんのハープが真直ぐ Star Compassを指した。星の羅針盤♪ メロディにアレンジが施され、バックの演奏も変化している。鳥肌がたちました。
加えられた細かなパッセージがなんと流麗なのでしょう。
朗読の祈りのエンディングでは詩的に描かれたその旋律は今、パッセージの欠片に乗り、宙で輝く幾つもの儚い光までも限りなく救ってくれると信じる音のメッセージで永遠の優しさの波形を描いていた。
終わって時が経つ程に懐かしくまたライブで聴きたくなる。音楽の桃源郷にいるような陶酔感が恋しくなるの。
次回がいつ?なのか予想が立たないからかしら。みなさん集合してください。MANDALAへね。ムリならばライブVer.のCDorDVDを販売していただきたく(超切望) パイオニアのCMソングでオンエアされたWith you…映像が見たい。You tubeでもOK。 お願いばかり。
夜7時半に始まり、短い休憩があったものの、終了は10時15分すぎ。早い!びっくりしました。満足感いっぱいの素敵なライブ、ありがとうございました。
02.02.記

[Last Month / Next Month]

このページのトップへ